水の酸性、アルカリ性で変わるお茶の色

お茶は水やお湯で抽出させるため、
水の質がお茶の色や、味に大きな影響を与えます。

影響を与える要因の1つとして、
水のpH(酸性、中性、アルカリ性) が
挙げられます。

お茶は中性の水で淹れるのが
最も色鮮やかになります。

一方、酸性の水で淹れると
水色(すいしょく)はうすくなり、
逆にアルカリ性の水で淹れると
水色は濃くなり、赤黒みを帯びます。

これはお茶に含まれる「クロロフィル」という緑色を呈する色素が
酸性になると
「フェオフェチン」という黄緑色の色素に変化し、


逆に、アルカリ性だと
「クロロフィリン」という濃緑色の色素に変化するためです。

この性質を利用して、身の回りにある様々な液体が
酸性かアルカリ性かを調べることができます。

色の変化が一番わかりやすいのは「抹茶」です。

例えば、抹茶にレモン汁やこんにゃくの袋に入っている水を加えると、
何色になるか?
他の液体ではどうか?

夏休みの自由研究として、色々調べてみてはいかがでしょうか?