福寿園茶問屋ストリート

お茶の香り漂う歴史道

茶問屋が並ぶ、昔ながらの街並み

福寿園本社のある京都・山城は、宇治茶産地の中心にあります。大阪・神戸に通じる木津川の船着場、また大和街道・伊賀街道の交叉地であり宇治茶の集散地として栄え、日本茶および宇治茶を代表する茶業の町として発展してきました。

ほんのり漂うお茶の香りを感じながら、そぞろ歩き

江戸時代末の神戸開港以降、お茶は輸出の花形商品となり、その後、戦後復興に伴い、国内需要が増えてきました。この当時の面影を再現したのが「福寿園茶問屋ストリート」です。茶問屋の家屋や道具、お茶の栽培や製茶の資料を展示しており、宇治茶の歴史の一端をご体感いただけます。

茶店
茶問屋
製茶場

「山城茶業之碑」より

 中国から伝来した茶は室町時代には山城各地で栽培され、やがて近江大和伊賀伊勢へと伝播した。江戸時代末の神戸港開港によって山城宇治茶の輸出は急激に増加し山城と近隣諸国の生産は飛躍的に増大した。
 古来から木津川は人と物資の交流によって海外と我が国を結ぶ大動脈であった。茶の道もまた木津川を措いて語ることはできない。
 各地で摘まれた茶は川と街道によって山城の地に運ばれ、加工精製されてここ上狛浜から木津川と淀川を経て神戸に至ったのである。
 茶の集散地としてこの地は、東神戸今神戸とも呼ばれた明治の輸出茶の時代から大正昭和の国内需要の時代に至る永い歴史の時間を発展し繁栄して来た…

今後、施設拡張予定です

高度成長期、大量生産時代の製茶機械展示や喫茶施設等を計画中です。

見学のご案内

京都駅からJR奈良線に乗って南へ1時間弱。「上狛駅」から徒歩8分ほどのところに、福寿園の本社・工場があります。その周辺が茶問屋ストリートとなっております。
資料館は「茶店」「茶問屋」「製茶場」とテーマが設けられております。
お越しの際は事前にご予約をお願いいたします。
【お問合せ先】0774-66-6280
※不定休のため、不在の場合は福寿園代表番号(0774-86-3901)までお願いします。

【所在地】京都府木津川市山城町上狛東作り道16(福寿園本社西)
【開館時間】10時~12時、13時~16時
【休館日】不定休
【アクセス】JR奈良線「上狛駅」から徒歩約8分

入館の際に利用券(500円)をお求めください。
※利用券は下記の用途にお使いいただけます。
①茶店内での「玉露の淹れ方体験」(500円)
②商品購入の際に500円分の金券としてもご利用いただけます。