
□10月は もうひとつの「日本茶月間」です
秋薫る日々の到来、待ちに待った豊穣の季節をいかがお過ごしでしょうか。
10月は、日本茶にとって歴史的な記念日が多いこともあり、新茶の季節とはまた別の形で、日本茶に触れるひとときにしていただければ幸いです。
そんな10月最初の日、10月1日に、かの豊臣秀吉の時代に行われたとされる大茶会があります。
それは、天正15年(1587)に京都北野にて行われたとされる「北野大茶湯」。

身分の上下・人種の差別なく、茶碗ひとつあればだれでも参加できるとされた「北野大茶湯」は、当時としては非常に革新的であったそうです。
1日のみの開催ではありながら、参加者は1,000人にものぼるといわれ、当時の人々は思い思いのお茶(抹茶)を楽しみました。
今年は感染対策に気を付けながら、少しずつ秋の茶会を催すところも増えているようです。
かつての歴史に想いを馳せながら、さわやかな秋風の下、今年は一服のお茶を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

□季節限定 白い茎ほうじ茶
毎年入荷するたびあっという間に売り切れてしまう、「白い茎ほうじ茶」が入荷いたしました!
こちらは、抹茶の原料である、碾茶(てんちゃ)の茎を遠赤外技術で優しく焙じたお茶。当社ほうじ茶従来品に比べ、白っぽい色合いが特徴です。
焙じることで、からっとしたかんばしい香りが立った「白い茎ほうじ茶」は、透き通った琥珀色の水色(すいしょく)となります。
また、碾茶がもともと持つ旨味が生かされ、苦渋味が少なく、すっきりとした甘い味わいを愉しめます。
毎年お召し上がりの方も、初めての方もどうぞご賞味くださいませ。